両家顔合わせとは?
両家顔合わせとは、婚約が決まったお二人がそれぞれの両親を紹介する食事会のことです。
基本的には、厳しい決まりやルールもなくカジュアルにお酒を嗜みつつ食事することが多いです。
結婚とは家族と家族の繋がりになりますので、仲を深める会と思っていればよいかと思います。
両家顔合わせのパターン
- 結納の代わりに行う両家顔合わせ
結納とは、日本独特の婚礼の慣習です。結納の言葉の意味には「結婚する両家が結ばれ、一つに納まる」があります。
つまり、新郎側と新婦側が結婚を行うための儀式の一つです。
最近ではそれぞれの家庭により、結納を行わないケースや結納を行わずに両家の顔合わせで済ませるケースがあります。ここでは結納の代わりに行うケースで会食が中心となり、新郎新婦が記念品の交換をするような会になります。ただの両家顔合わせと比べるとほんの少し堅い食事会になります。
- 結納前に行う両家顔合わせ
こちらが一般によく言われる「両家顔合わせ」のことです。
婚約を行い結婚が決まってから、両家の親睦を深めるための食事会です。お互いの家族のことを紹介し、これから仲良くしてくださいと挨拶するようなイメージです。 - オンラインで行う両家顔合わせ
コロナ禍で両家の顔合わせをどうしようとお悩みの方、実家同士の距離が遠くなかなか調整しづらい方が実施されるのがオンライン両家顔合わせです。
パソコンやスマホを前に食事を行い、WEB上で記念撮影をしたりやり方は様々です。
WEB上で顔合わせしおりを共有できるサービスもあり、オンラインの両家顔合わせもこれからどんどん増えていくかと思われます。
コロナが落ち着く前にオンラインで行い、「ぜひ直接会いたい!」となれば後日カジュアルな食事会を調整しても良いかもしれませんね。
両家顔合わせの流れの一例
コロナの影響もあり、オンライン顔合わせや短時間の顔合わせ等スタイルは変わることもありますが、こちらのような流れが一般的なものになります。
ルールのようなものはありませんので、各ご家庭に合わせて実施されると良いかと思います。
両家顔合わせのためのやることリスト
やることリストとして下記のことがあります。意外といっぱいやることがありますね。
まずは、日程、場所を決めることが肝心です。両家のご両親のお家が遠かったり、新郎新婦のお二人と距離が遠い場合、ざっくりどこに集まるのかを決める必要があります。

実家が九州、関西、お二人の住まいが関東であれば、
どこに集まるか考えるのも一苦労。。
次に、食事会の雰囲気を決めることも大事です。少しお堅めのきっちりした食事会にするのか、フランクな飲み会に近い食事会にするのか、ご家庭によって様々なのでご両親に相談しながら決めていきましょう。
- 日程を決める
- 場所、お店(レストラン等)を決める
- 服装を決める
- 流れ(進行)を考える
- 顔合わせしおりを作る
- 手土産を購入する
- 費用の分担方法を決める
日程、時間帯を決める
結婚式を行う半年前が目安となります。
ご両親の都合を調整しながら決定しましょう。
新郎新婦のお二人、ご両親の全員の予定が合うなるべく早い日程にすると良いでしょう。
それぞれが遠い距離にお住まいの場合、場所にもよって日程が変わってくるので同時にざっくりした場所も決定しましょう。

飛行機や新幹線を利用する場合、チケットの予約やホテルの予約も必要!
両家顔合わせを行うタイミングとしては「結婚式の13カ月前」と「結婚式の半年前」が多いみたいです。
ちなみに結婚式と同じタイミングに婚姻届提出や同居を開始する場合は、結婚式の半年前を目安に準備すれば良いかと思います。
あとは、ランチで顔合わせするかディナーで顔合わせするかも決めるとお店の予約もしやすいですね。
場所、お店(レストラン等)を決める
まずはざっくりとした場所(エリア)を決めましょう。
お互いの実家が近い場合はお店を決めるだけでいいのですが、離れている場合はざっくりとした場所を先に決めるのが良いと思います。
また、両実家が地方にあり、ふたりは首都圏で暮らしているような場合は、ふたりの住まいの近くへ招待するという方法もあります。
ご両親はお二人の住まいを見る機会もあまりないので、良い機会かもしれませんね!
次にお店を決めましょう。
一般的に格式のある料亭やレストランの個室や半個室が人気です。
遠方から来る場合は駅や宿から近い場所を選ぶのが良いでしょう。
お店選びのポイントは「お店の雰囲気が落ち着いている」「料理がおいしい」「立地やお店までのアクセスが良い」「お店のサービスが優れている」等があります。あとは予算に合うところを選べば良いでしょう。
その他の場所として、新婦の自宅があります。
新婦の自宅で行う昔ながらの結納の名残で、男性側が女性側の自宅を訪れるカップルもいらっしゃいます。ただし、掃除や準備が大変だったりとデメリットもあります。
服装を決める
食事会の雰囲気に合わせ服装も揃えておきましょう。
カジュアルな雰囲気からお堅めの雰囲気の食事会がありますが、食事会の雰囲気を両方のご両親に共有しておくことも大事です。
カジュアルな雰囲気で行われることが多い両家顔合わせでも、服装はある程度のフォーマルな格好をされることが多いです。また記念写真を撮ることが多いので、きちんとした格好をされる方が多いのかもしれません。
きれいめの中でも、ノーネクタイ等ある程度決め事があればどちらかが恥ずかしい思いをすることも少なくなるでしょう。
例としては以下のようなケースがあります。
流れ(進行)を考える
流れの例として、以下のようなものがあります。
流れはカッチリしすぎると、堅めの食事会になりますので雰囲気に合わせて考えましょう。
顔合わせしおりを作る
顔合わせしおりとは、日時や会場などの情報や、ふたりのプロフィール、家族紹介、顔合わせの流れなどが記載されたものです。
基本的には、食事会が盛り上がるために作ることが多いです。
また、下記のことを知りたいと思っているご両親は多いので、新郎新婦のカップルのためではなく参加いただくご家族のために作ると喜ばれるかもしれません。
- 共通点があれば知りたい。
- 失礼のないようにしたい。
- 新郎・新婦の聞きづらい内容(職業、会社名、年齢等)も知りたい。
- 食事会のカジュアル具合を知りたい。
- 当日の食事会の進行を知りたい。(何時に終わるか、食事するだけなのか等)
顔合わせしおりに載せる内容としてはマストがなのが以下になります。
- ごあいさつ
- 食事会の会場情報
- 当日の流れ
- お二人のプロフィール
- ご家族のプロフィール
- 出会い等のなりそめ
- 今後の予定
- 思い出の写真
他にあれば盛り上がりそうなのは、以下のものもあります。
- 結婚式会場の情報
- 食事会のコースのメニュー表
- ペット情報
- 結婚指輪の情報
- 連絡先
下記リンクでスマホで簡単に作れる方法やパワーポイントを使ったテンプレートを紹介していますので是非ご覧ください。


手土産を購入する
両家顔合わせで手土産の交換をすることはお勧めです。会の冒頭で手土産の話をすることで、会話が弾むきっかけになるでしょう。例えば、地元で有名なお土産とかであれば、地元の話が弾むきっかけにもなります。
手土産の有り無しや金額は前もって決めておきましょう。
一方のご両親だけしか手土産を用意していなかったり、どちらかの手土産の値段が見劣りしたりすると微妙な空気になる可能性があります。手土産の有り無しや金額をいくらくらいにするかを決めておくと良いでしょう。
手土産の相場
手土産の相場は、3000〜5000円です。
高すぎず安すぎずが良いでしょう。
手土産のおすすめ
・地元で有名なもの
手土産で一番おすすめなのは、地元で有名なものです。実家が離れている場合は、地元で有名なものを贈ることで会話のきっかけにもなりやすいのでおすすめです。地元で有名なお菓子や地酒等はおすすめです。
・お相手のご両親の好みの物
手土産で次におすすめなのは、お相手のご両親の好みの物です。相手の好きなお酒やお菓子が分かっている場合は、それを贈るのも良いでしょう。日本酒が好き、焼酎が好き等、好みのものをあげると喜ばれることは間違いないでしょう。
費用の分担方法を決める
昔はご両家で折半することが多かったのですが、最近ではご両親を招待する立場として、新郎新婦側が負担するケースが一般的です。
ただし、兄弟・姉妹が参加される場合や食事会のエリアによっては費用を負担するのが変わってくることもあります。
新郎新婦だけでなくご両家でお支払いされる場合は折半で支払うケースが多いです。両親以外に参加される場合や、参加人数に差があるケースや片方の家が遠方からお越しで交通費や宿泊費など別途費用がかかる場合は、片方の家に負担がかかりすぎないように気を配る必要があります。
また、片方の地元に遠方からお越しいただく場合は、交通費や宿泊費の負担を考慮して開催地側のご家族で食事代を負担するケースもあります。
食事会の費用の相場
食事の予算は1名様あたり10,000円前後が相場と言われています。
新郎新婦に加え、どちらもご両親が参加される場合は6人分になるので約6万円です。
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